桜井お話の会とは

 図書館司書であった朝岡さんが、桜井にもおはなし会をと、講習会を開き、桜井に「おはなしのろうそくの火」が灯りました。 それから、「桜井おはなしの会」が発足し、早いもので30年の月日が経ちました。

  勉強会を始めた当初、会員には赤ちゃん連れのお母さまもいらしたので、私たち年長者がばあや役をいたしました。 市の文化祭で「おはなし会」をした時には、ご主人方もいらして家族総出のにぎやかで楽しいおはなし会になりました。 今ではその赤ちゃんも優しいパパやママになられたことでしょう。本当に「あっという間の30年」だったとしみじみ思います。

  この30年間、今もご指導を続けて下さっている講師の中尾先生はもちろんのこと桜井市立図書館、橿原や天理、五條、その他各地のお話会の皆様のお力添えをいただき、今日まで続けられたことを深く感謝します。 そして、会員のご家族様のご理解、ご協力に頭の下がる思いです。      

 「おはなし会」が終わると、年老いた私の荷物を持って控室まで送ってくれる子、手を引いてくれる子もいます。 そんな時、私は、この子たちがやがて大人になった時、また次の子どもたちにも「大きな夢」「美しい夢」を送り届けてくれることを信じます。

 そして、「桜井おはなしの会」がこれからも、子ども達に夢を与え続けていきますように願っています。     

初代代表 小野 恵子

桜井おはなしの会30周年記念誌より

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